1999.10 Dresden Hamburg
 高級時計 Lange & Sohne


 ランゲ・アンド・ゾーネを知ったのは、ドイツ政府観光局が発行する「ジャーマン・インプレションズ1997」での記事だった。
 ザクセン王国の首都ドレスデン近郊のグラスヒュッテの街で、155年続いた時計会社が、1990年にスイスのIWC社の支援により再建された、とあった。
 1945年5月ソ連軍の空爆で工場が破壊され戦後50年間のブランクの後、創立者アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲが再建した。
 生産量は年間数百本で、広告ページには日本の支店(南青山6-4-10 03-3400-2131)が載っており、1年近く待たないと入手できないと書いてあった。マルクで販売しており、当日の為替レートで円換算される。
 大きな日付が特長のランゲI(下の写真)は、27000DM(18金:140万円、1DM=52円で計算)、39000DM(プラチナ:230万円)。なぜ、こんなに大きな日付が表示できるかは企業秘密とのこと。

 ハンブルグで泊まったPark Hyattには、ランゲI が飾ってあった。また、市内の高級時計宝石店WEMPEには、1年待つはずの時計がたくさん飾ってあった。
 高すぎて買えないが、機械の塊なのにデザインも良くて気に入っている。インターネット・バブルの真っ最中なので、その内、購入する友人も現れるだろう。ちょっと大きいので重そうだ。

German Impressions '97 ISBN4-87738-016-7 発行:ドイツ観光局、販売:紀伊国屋書店

大きな日付のランゲI ハンブルグのWEMPEたくさん飾ってある

Kazuo Shimokawa